お客さまのお悩みから見る海外物流センターの課題と解決法
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海外物流センターの課題と解決法
ERPを最大限に活用するためには、在庫の管理に関して、倉庫内の課題を徹底的に洗い出し、無理なく正確な情報を集めるルールや仕組み作り、作業手順の周知等の実施が必要であり、重要なポイントとなります。
IT化が進んでいない倉庫のデメリットは、目視での確認や検品、事後入力、伝票転記など担当者による手作業が多く、人的ミス(ヒューマンエラー)が起こりやすく、問題が発生しやすい環境と言えます。
WMSを活用するメリットとしては、煩雑で処理の多い倉庫業務が最適化・効率化され、在庫精度・作業精度の向上が期待できます。
ERPは、企業経営に必要なすべての情報を集約し、適切に運用することで、はじめて効果を発揮するシステムです。
ERPに自然とデータが集まる経理(会計処理、財務等)、販売、購買、人事の業務に比べ、倉庫業務では手作業が基本となるため、数え間違い、入力ミス、チェック漏れ等の人為的なミスが発生しやすくなります。
そこで、手間を軽減しながら、タイムリーなシステム入力を現場業務に組み込むことが必要となります。デジタル機器やバーコードを活用すれば、現場のデータ収集を効率よく行うことが可能です。
WMS活用により多くの工程で作業負荷軽減や作業時間の短縮(コスト削減)が実現できますが、作業精度向上を目的とした機能の影響により、部分的には作業負荷増の原因となる工程が発生するケースもあります。
全体最適化の観点から、相反するニーズである作業精度向上と作業負荷軽減を実現することで、効率的に在庫精度を高めることができます。