ロジスティードソリューションズ株式会社(以下、ロジスティードソリューションズ)は、ロジスティード株式会社(以下、ロジスティード)のグローバルERP刷新プロジェクトにおいて、「 Microsoft Dynamics 365 」の導入を推進し、海外22の国と地域における約40拠点へ展開しました。
本プロジェクトは、ロジスティードが中長期的にめざす姿「LOGISTEED2030」(売上高1兆5000億円、海外比率50%以上など)の達成に向けた取り組みの一環として推進され、グローバルでのガバナンス強化、業務プロセスの標準化、およびデータドリブン経営を支える基盤構築を目的として、既存ERPシステムの刷新を実施しました。
「業務 × IT」を軸とした推進体制を構築し、ロジスティードが業務面から現地法人を支援するとともに、ロジスティードソリューションズが強力なリーダーシップを発揮することで、プロジェクト全体を円滑に推進しました。さらに、国内に加え東南アジア、欧米などにおける「 Microsoft Dynamics 365 」の導入実績と知見を有する株式会社日立ソリューションズグループを中心にマルチベンダー体制を整備しました。ロジスティードソリューションズが全体を統括することで、グローバルプロジェクトに求められる全体統制と迅速な意思決定の両立を実現し、約2年半という短期間で約40拠点への展開を実現しました。
ロジスティードソリューションズグループは、物流業界で培った業務ノウハウと「 Microsoft Dynamics 365 」の導入実績を融合し、グローバルテンプレートの策定から多拠点展開、多種多様なデータ移行、導入後の活用支援までを一貫して提供します。特に、アジア・欧州・北米などに向けた統合グローバル保守体制、データドリブン経営基盤の構築を強みとして、お客さまの業務標準化とガバナンス強化を支援してまいります。
ロジスティードでは、海外現地法人で利用していた既存ERPの保守サポート終了への対応に加え、M&Aによりグループ参入した企業で利用されていた老朽化システムへの対応、ならびにグローバルで統一されたデータモデルの整備が課題となっていました。各拠点で異なるシステムやコード体系が運用されていたため、全社共通項目でのデータ分析やレポーティングの高度化が困難な状況でした。
今回導入した「 Microsoft Dynamics 365 」では、購買から請求・会計までの業務プロセスを一気通貫で管理できる仕組みを構築しました。また、ワークフローやマスターデータ管理(MDM)を含めたグローバルテンプレートを整備し、各拠点で共通の業務・データモデルを採用しています。
さらに、各国言語への対応やリース会計・購買・経費精算などの標準機能を活用することで、追加開発コストを抑制しながらグローバル標準基盤を実現しました。Microsoft製品との高い親和性に加え、 Power BI やAI・ Copilot 活用を見据えた拡張性も評価されました。
<システム概要図>
導入効果として特に顕著なのは、レポーティング業務の効率化です。月次決算報告のレポート作成時間は、従来約8時間を要していましたが、導入後は10分未満まで短縮されました。
また、承認ワークフローの整備により内部統制とガバナンスが強化され、購買から会計までのプロセスをシステム上で一元管理することで、業務の透明性向上とデータ改ざんリスクの低減を実現しました。加えて、全社共通のマスターデータ基盤の整備により、グローバルで統一されたデータ分析基盤を提供しています。
ロジスティードソリューションズは、ロジスティードにおける未導入拠点への展開を進めるとともに、
「 Microsoft Dynamics 365 」をグローバル経営のデータ活用基盤として活用することで、ロジスティードのさらなるデータドリブン経営の実現に貢献してまいります。
今後もロジスティードソリューションズグループは、導入後の活用支援や機能改善、データ活用・経営予測分析基盤の整備を通じて、お客さまの持続的な成長とDX推進を支援してまいります。