グローバルな舞台で輝く!若手システムエンジニアの苦悩と成長。

「物流×IT」のエキスパート集団として、半世紀近い歴史を誇るロジスティードソリューションズ。
今回は、その最前線で活躍する 阪口 昂太さんにお話をうかがいました。

彼の、海外への情熱。未経験でエンジニアになり、海外との架け橋になるまで。
時に困難と向き合いながらも、着実にキャリアを積み上げてきた彼の言葉で、語っていただきます。

PROFILE

阪口 昂太|ロジスティクスシステム事業部 東日本システム部 第二グループ

2019年入社

入社後は主にグローバル案件を手がけるシステム開発部門に配属。
持ち前の語学力・コミュニケーションスキルを活用し、海外での新規倉庫立ち上げに伴うシステム構築プロジェクトなどに複数参画。

海外で活躍できる環境を求めて「物流×IT」の世界へ

ーー 就職活動時の企業選択の軸などはありましたか?

学生時代に留学していた経験もあり、英語力には少しだけ自信がありました。そのため、海外に関われる、英語力を活かせる企業や職種に絞って就職活動をしていました。

最終的に、自分の就活の軸との合致性や直感が働き、ここで挑戦したい!と思って選んだのがロジスティードソリューションズ。文系出身でSE職・システム開発などとは縁遠い学生生活を送っていましたが、物流には興味があったので。

入社当時はまだまだ小規模だった海外案件も、今では注力する一つの分野として会社が積極的に投資を進めています。

ーー 実際、海外案件も担当されているのですね。

はい。2019年に入社したのですが、3カ月の新入社員研修後に本配属となり、その後現在の部で海外案件を複数経験してきました。はじめて関わったマレーシアの案件を経て、アメリカにも何度かに分けて3~4カ月ほど現場で仕事をしてきました。

ーー エンジニア未経験の中で、どのように技術を習得していきましたか?

そうですね、はじめは開発の基礎を学ぶところからでした。当社では新人研修制度が整備されており、自分が入社した時は3カ月程度の短く、基礎的なカリキュラムだったのですが、国内案件の中でも比較的簡単な仕事からスタートしていって、半年間ほどみっちりとITの基礎技術を習得しました。今は10カ月ほどかけて物流システムの基礎と構築を学べる研修があるようです。

配属後にいきなり海外案件に携わるというのはとても難しく、ステップアップとしては好ましくないので、まずは国内の案件で経験を積んでから徐々に移行していくのが自然でしょうか。

中国・アメリカ・東南アジア地域を中心に広く海外で利用可能な物流システム

ロジスティードソリューションズが提供する物流システムは24の国と地域に及びます。
中国・アメリカの現地法人を中心にグローバルソリューションを展開。近年は2024年にマレーシアに第三の現地法人を設立し、東南アジアでの事業展開を加速させています。

システム構築の難しさとやりがいを感じながら、海外との架け橋を担う

ーー はじめての海外案件はどのようなプロジェクトでしたか?

マレーシアの案件に参画したのは、基礎的な技術力を習得して一区切りついた直後でした。
現場で稼働しているシステムがだいぶ古くなってきたため、細かいハード機器などの変更も同時に行いながら、システムが正常に稼働するかどうかをテスト確認し、微修正や改修を行いました。

お客さまとはお互い英語は第2言語としてコミュニケーションするため、文化的背景や商習慣が違う中で合意を取っていくことはとても貴重な経験になりました。
社内のシステム構築経験が豊富だけれど英語が苦手な先輩と現地顧客を、自分が通訳していくことになったため、その中で細かい知識やシステム稼働時の注意点を深く理解することができた経験でした。

ーー その後アメリカ案件に関わることになった経緯を教えてください。

もともと国内案件でお世話になっていたお客さまで、アメリカに拠点を拡大するとなった時に我々のプロジェクトチームにお声がかかりました。

今回は完全に新規物流センターのシステム立ち上げのプロジェクトでした。
システムの企画や要件定義、開発から導入まで一貫して全工程携わることになりました。その後もシステムを改修したり予算を見積もったり、実際に現地で稼働後の保守対応も。新しい依頼があれば、直接オンラインで会話をして要件定義を詰めていく。とにかく駆け回っていました。

ーー プロジェクトは、どのようなチームで構成されていたのでしょうか?

基本的には、営業チームやロジスティードグループのメンバーが、お客さまとのフロントに立ってくれます。システム側は自分が担当で、上長がサポートしてくれます。でもやはりシステムのことなので、お客さまに直接説明するケースも出てくるため、ここぞ!という時はフロントにも出ていきますね。

設計や開発工程は、外部からの常駐エンジニアの方々などのパートナー企業も関わってくれます。パートナーのマネジメント、システムの品質管理など、自分でもシステムを触りながら皆で協力して進めていきます。

ーー 苦労したこと、一方でこれを上回る魅力はありますか?

システムの立ち上げは、やはり苦労の連続です。2022年の冬から案件が始まって、本格的にシステムを導入し、完了したのが2024年でしたから。

システムが複雑だったので、まずは一から原因をすべて洗い出して、修正案を出す。開発メンバーを調整し、速攻で修正する。修正箇所はお客さまに説明する。このサイクルをひたすら回していました。

稼働後にバグが見つかり、急遽修正対応をすることも、…。
でもこれだけの苦労があったからこそ、システムが問題なく物流センターで稼働している様子を見た時は、とても達成感を感じましたね

エンジニアの仕事の軸はコミュニケーション

ーー 日本と海外で、異なるポイントはありますか?

日本って、依頼されたことの8割は、完璧にしようとする文化があるじゃないですか。でも海外だと、また違うんですよね。実は100%理解できていなかったり、正解を教えてもアレンジされていたなんてこともありました。

単純に、言語・文化・価値観の違い。海外スタッフとのコミュニケーションはとても大切なんです。なぜなら彼らにシステムの操作を教えるのは、つくった私たちですから。

ーー 海外スタッフとのコミュニケーションにおいて、取り組んでいたことを教えてください。

資料はとにかく短く、わかりやすく。でも丁寧に。読んだら絶対に対応してくれる粒度まで落とし込むことです。何百ページもあるマニュアルに、「あなたはここを読めばOK」という印をつける。時には3分ほどの動画をつくって、「この画面のこのボタンを、この順番で押してね」という感じにしたり。

コミュニケーションの取り方も工夫していて、「あなたがこれを担当すれば、しっかり還元される」ということを十分に伝えていました。

ーー 依頼してくれるお客さまに向けては、どのようなスタンスで取り組まれていますか?

誠心誠意つくす。一方で、無理な時は無理と伝え、その代替案をご提案することです。システムにも限界があって、ご要望すべてに100%応えられるわけではないので。

だからこそ、できること・できないことを学んでいきながら、この方法であれば解決できるかもという糸口を探します。お客さまに伴走しながら、お互いがwin-winになるようリードすることも、私たちの役目です。

プロジェクトマネージャーが次のステップ。仲間とともに存在価値を高める

ーー 阪口さんが今時点で描く、理想のキャリアを教えてください。

この2年間を通じて、私自身明らかに成長できたと思っています。お客さまとの話し方、案件の進め方、メンバーのまとめ方…。時につまずきながらも、振り返ってみるとできるようになったことが多いと感じます。

次は、プロジェクト全体を責任持って取りまとめられるような、そういったスキルを身につけていきたいですね。

ロジスティードソリューションのメンバーは、フランクで和気あいあいとしていて、でも責任感もしっかり持っている。海外スタッフの皆さんも、エネルギッシュに仕事を進められる方ばかり。そういった仲間たちのために、私も自分のキャリアを見据えていきたいです。

ーー 最後に、学生の求職者の皆さまに向けて、メッセージをお願いします!

 私も就活は、正直かなり苦労しました。結果的に、いろいろとご縁に恵まれて、ロジスティードソリューションズで好きなことができています。

最後まで諦めない。自分のやりたいことを捨てずに、就活を頑張ってください!

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