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日立物流ソフトウェア株式会社は、量子コンピューターと人が対話型(オンデマンド)で車両割付・輸送ルートを決定するシステムを株式会社日立物流首都圏(以下、日立物流首都圏)と開発し、2022年8月より、日立物流首都圏の物流センター(千葉県柏市)で稼働しました。

従来のコンピューターでは困難とされていた、荷物の重量・容積、到着時間、納品場所の車格制限など、出荷の特殊要件を考慮した膨大な組み合わせパターンを、数理最適化モデルを活用し、古典/量子両コンピューターのハイブリッド型で瞬時に計算、人と対話型で配車を完結する画期的なシステムです。高度化・属人化していた複雑な業務をデジタル化することにより、車両台数とCO2の削減、ドライバーの労働環境の改善など、社会問題の解決に貢献していきます。

なお、本システムは、輸送条件が複雑で取り扱い車両が多い日立物流グループの事業所を中心に展開し、一般のお客さまへも販売していく予定です。

量子コンピューターによる配車(車両割付・輸送ルート計算)の概要

量子コンピューターによる配車(車両割付・輸送ルート計算)の概要

※量子コンピューターシステム開発技術協力:
株式会社エー・スター・クォンタム

本件に関するお問い合わせ先

日立物流ソフトウェア株式会社 営業本部
営業企画部 営業企画グループ

03-5634-7296