海外物流 付録記事
海外物流 付録記事
※本内容は2024年2月時点の情報です。
※参照元URLおよび参考文献は巻末をご参照ください。
こちらは、物流センター(Distribution Center)内の一連の業務工程を示した図です。
貨物を収納し、繰り返し使用に適した耐久性のある包装容器。貨物コンテナ、通い容器、フレキシブルコンテナなどを指すこともある。
輸送機器に積み込まれた貨物が荷傷みなどを起こさないように、貨物の下に敷いたり、すき間に挟んだりする緩衝材。
液体、粉粒体、動物、植物、冷凍・冷蔵品、貴重品、高価品、易損品、危険品、特大品、引越貨物などで、特別の荷扱いおよび積付けを必要とする特殊な貨物。
液体貨物に対比して使われる用語で、一般貨物およびバルクカーゴの総称。生鮮品、冷凍・冷蔵品および生きている動植物は含まない。
粉粒体、液体、木材など包装しないで大量に輸送される貨物。バラ貨物ともいう。
貨物コンテナなどから物品を卸す作業。
複数の物品または包装貨物を機械および器具による取扱いに適するように、パレット、コンテナなどを使って一つの単位にまとめた貨物。
輸送機器に積み込まれた貨物を、動かないようにロープなどで締め付ける作業。
輸送機器などに対して貨物を積み込んだり、卸したりする作業。
限られた空間に効率よく貨物を配置すること。
パレットに積み付けられた貨物を卸す作業。
パレットに物品を積み付ける作業。
商品の入庫や保管、仕分けなどの作業を自動で行う機能をもたせた倉庫のこと。取り扱う商品の形状によって、天井からのスタッカークレーンで荷を動かすタイプや台車が倉庫の間を行き来するシャトル式、ロボットが荷をピックアップするオートストア方式などいくつかのタイプがある。
天井までの高さを最大限に活用した棚に商品が入ったコンテナを格納する保管庫であると同時に、必要な商品を必要な時に取り出し、最下段にあるコンベアから出荷エリアに送ることができる棚間の運搬機構が備わった自動倉庫。
仕分け作業に使用されるマテハン機器。ピッキングした商品をハンディターミナルなどで読み込むと、仕分け先の自動開閉ゲートが開き、必要な個数が表示される仕組み。
本体に物品を積み込み、指示された場所まで自動走行する車両。
本体に物品を積み込み、人や障害物を避けて自動算出したルートを走行する車両。
物品を出荷先や配送方面別などに自動仕分けする装置。
自動でラベルを貼り付ける装置。
ダンボール等の梱包の際、箱のフタを自動でテープ貼りする装置。
商品の発注内容や、指定したスペックを満たすものなのかなどを確認する作業。
包装貨物の保護と、荷扱者の安全のために適正な荷扱いを指示する場合に用いるマーク。
輸送、保管および荷役される物品の外形。包装されたものと無包装のものがある。
貨物コンテナなどに貨物を積み込む作業。
人による操作が不要で、自動走行、自動搬送の可能なフォークリフト。
在庫管理システムと呼ばれる場合もあり、貨物のロケーション管理や入出荷、ロット管理、賞味期限や返品管理などを担う物流センターの中核をなすシステム。インターネット経由で常に最新のシステムを使用できるクラウド型のサービスも多く存在する。
WMSが主に倉庫内の業務を管理するのに対し、TMSは配送計画から動態管理、運行実績管理、運賃計算/支払請求、車両情報管理など、主に輸配送に係る業務全般を管理するシステム。
複数拠点間の在庫データを一元管理し、効率的な輸配送実現に向け適切な拠点からの出荷指示など、ロジスティクス全体の最適化を図ることができるシステム。
自動倉庫、やGAS、ピッキングロボット、AGVなど各種マテハン装置を自動で制御するシステム。
物流関連のビッグデータをもとに、市場需要や原材料の受給変化をシミュレーションし、物流戦略の意思決定から現場オペレーションの変革まで、サプライチェーン全体を最適化するための情報や施策を提供するサービス。
近年物流業界のDX化が推進される中で注目を集めており、人や商品、入出庫、在庫管理、配送など、物流に関するさまざまな情報を一元管理して利用するためのデジタル共通基盤を指す。
人・時間・生産性データなど作業の可視化を行い、倉庫内作業の人員配置を最適化するものや、在庫状況をグラフィカルに可視化し、過去データと照らし合わせ異常を早期発見する機能を持つものなどがある。
作業員のシフト作成・勤怠管理を行い、作業漏れがないシフトの作成や労務コスト計算を担う。
配送や発注状況を追跡するシステム。
荷の積み下ろしをするトラックバースの使用時間を管理し、混雑や待機時間を低減。
輸入者が商品を購入・輸入する場合に発行する書類で、発注書(PO)を追跡すること。
ここでは、物流に関連した、よく使う言葉や知っておくと便利な言葉をピックアップし、その意味を補足しながら英訳をご紹介します。
物流活動における業務遂行の質的水準。約束した納期の維持、汚破損、劣化などを防止する貨物品質維持、誤送・ピッキング作業ミスなどを防止する正確性、ならびに交通事故および作業事故を防止する事故防止の諸水準のほかに、顧客の満足度、環境への貢献度などを含めることもある。
物流業務にかかわる企業間のメッセージ交換およびデータ交換を、情報ネットワークを介して、標準化された規約のもとに、コンピュータ間で行う電子データ交換。
回収物流とも言われ、一度、最終消費者まで届いた製品をリユース、リサイクルする目的で集荷し、再資源化拠点まで運搬することをいう。
荷主企業に代わって、最も効率的な物流戦略の企画立案や物流システムの構築の提案を行い、かつ、それを包括的に受託し、実行すること。荷主でもない、運送事業者でもない、第三者として、アウトソーシング化の流れの中で物流部門を代行し、高度の物流サービスを提供すること。
調達、生産、販売、消費、廃棄の各過程で貨物とその情報を追跡したり遡ったりできること。
地域間の量をまとめた幹線貨物輸送をトラックから鉄道または内航海運へ転換し、トラックと連携して複合一貫輸送を推進すること。
鉄道、トレーラートラック、航空機、船舶など異なる輸送モード(輸送機関)を複数組み合わせて、途中で積み替えることなく輸送する方法。
コスト削減を見込んで複数の荷主が同じ運送トラックに共同して商品配送を委託すること。
ひとつの車両で複数の発送元を周り、貨物を集荷する巡回集荷のこと。
一つのコンテナを複数の荷主の貨物を組み合わせて積載する輸送方法。
輸送機関の貨物積載部の許容積載容積に対する積載貨物の占有する容積、または許容積載質量に対する積載物品の占有する質量の利用率。
(包装貨物の水平投影面積 ✕1段の積付け個数)÷パレットなどの積載部分の面積✕100
(ネットユニットロードサイズ面積 ✕ ユニットロード数)÷積載部分の床面積✕100
品切れのリスクを回避するために、需要の変動に対応できるように保有する在庫のこと。
過剰在庫で在庫回転率の低下を招いたり、少なすぎて欠品になったり販売機会の損失を招くことがない在庫数のこと。
製造工程にあり、商品として完成していないため、販売できる状態にない在庫のこと。
製造途中にある製品のことであるが、仕掛品とは異なり、製品として販売できる状態にある在庫のこと。
長期滞留による劣化を防止するために、入庫日時の古い保管品から順番に出庫すること。逆に入庫日時の新しい保管品から順に出庫することを先入れ後出し(first-in last-out)という。
保管の効率化、入出庫作業の円滑化などのために、どの物資が、どの保管場所にあるかを管理する保管方式。
海外でスムーズかつ効率的に倉庫業務を行うためには、適切な言葉を使うことはもちろん、デジタル化の推進がひとつの鍵となります。国内、海外とも同じ管理システムを使って運営することで、円滑な意思疎通が可能になります。
ロジスティードソリューションズが提供する各種管理システムは英語と中国語に対応しています。海外で似たようなシステムを探したり、オリジナルシステムを海外版にカスタマイズしたりするより、リーズナブルかつスピーディーにシステム構築が可能です。国内で積み上げたノウハウをそのまま海外の物流拠点にも適用できるため、お客様のグローバル競争力向上を強力にサポートすることができます。
参考文献: