(スタンレー電気株式会社の米国現地法人)
WMSの上位ERPおよびグローバルキャリアとのシームレスなシステム連携により、オペレーションコスト低減につながりました。
WMSの上位ERPおよびグローバルキャリアとのシームレスなシステム連携により、オペレーションコスト低減につながりました。
物流センター管理システム(WMS)
半導体・超小型電球・電子機器製品などの販売・調達を手掛けるStanley Electric Sales of America, Inc.(以下、Stanley)では、北米におけるオフィス移転をきっかけとし、これまで自社運営していた物流業務のアウトソーシングおよび新物流体制に対応したWMSの更新を計画し、Sunrise Logistics Solutions (America), Ltd.(日立物流ソフトウェアの米国現地法人)の物流センター管理システム「ONEsLOGI/WMS」(以下、ONEsLOGI)を導入しました。
その特長と導入効果について紹介します。
* 取材時期 2019年10月
* 2023年4月1日付で、Sunrise Logistics Solutions (America), Ltd.はLOGISTEED Solutions America, Ltd.へ商号変更
しました。
* 2023年4月1日付で、日立物流ソフトウェアはロジスティードソリューションズへ商号変更しました。
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ONEsLOGIは、入荷から出荷まで、倉庫業務で必要となる一連のWMS機能が網羅されているパッケージです。当社では、基本機能を活かしつつ、より省力化につながるシステム間のデータ連携部分や、米国市場での業務において強化した方がよいと判断した部分に関して、一部カスタマイズ/アドオンを行い活用しています。
主な特長は、次のとおりです。
※1 ・トランザクションデータ連携(入荷予定、出荷指示、入荷実績、出荷実績、インボイスデータ)
・マスタデータ連携(アイテムマスタ、出荷先マスタ)
業務システムからWMSに入庫予定を通知。入庫情報をWMSから業務システムに反映。業務システム上の最新データベースをもとに、倉庫に対して顧客情報や出荷指示を発信。
業務システムからWMSに入庫予定を通知。入庫情報をWMSから業務システムに反映。業務システム上の最新データベースをもとに、倉庫に対して顧客情報や出荷指示を発信。
ONEsLOGI/WMSと配送システム間のデータベース連携イメージ
ONEsLOGI/WMSと配送システム間のデータベース連携イメージ
法令に基づく管理精度の向上と業務負荷低減という相反する課題に対し、品目ごとに濃淡をつけた管理機能の付加
顧客ごとに異なる出荷条件に基づき必要となる出荷ドキュメントをWMS側より指定、自動発行(40種)(内装ラベル、外装ラベル、パッキングリスト、ロットレポートなど)
WMSオペレーションと同期を取り、コマーシャルインボイス、原産地証明書 等の輸出ドキュメントを発行
次のような効果が出ています。
システム間データ連携により、社内の他の基幹システム、配送業者のシステム等への二重入力が不要となり、オペレーションにかかるコストを低減できました
手間のかかる出荷ドキュメントや輸出ドキュメントの発行業務、一律で管理精度を高めると純増するロット管理に関わるオペレーションコストなどに対し、システムによる自動要否判断・自動発行、管理対象判断などの機能により業務オペレーションコストを低減できました
WMS導入およびシステム間の情報連携により、タイムラグが最小限となり、庫内の状況、配送の状況などの情報可視化が容易となりました
これまで属人化していた業務全般に対し、業務標準化によるミスの抑止で作業品質が向上しました