機械器具商社・代理店特有の見積~受注~在庫引当、メーカ手配~出荷~売上データを一元管理し、入力の効率化、合理化が実現できる販売管理システムを構築いたしました。
全国の日立製作所 販社・特約店様28社にて稼動しています。
* 取材時期 2011年5月
* 2023年4月1日付で、日立物流ソフトウェアはロジスティードソリューションズへ商号変更しました。
導入の経緯
お客さまの抱えていた問題点
従来、お客さまからの注文は営業が手書きの伝票を作成し、業務部門が内容を確認してコンピュータに入力、業務部門が在庫引当・手配等、売上までの業務処理を実施していました。
このためデータの一元化が完全でなく、各業務プロセスで記入ミス、入力ミスなどが発生すると共に、コンピュータ処理に係わるコストが高額なものとなっていました。
システム導入の目的
- 見積~受注~手配~売上・請求のデータ一元化(One Input Multi Use)
- 工事原価管理システムの構築
- 回収管理の効率化
- ペーパレス化の推進
- データベースの有効活用(Excelデータへのダウンロード)
システムの概要
【システム概要図】
システムの特長
- 営業スタッフが操作の主体となって「見積・受注」「出荷・売上」のデータを入力
- 上流工程の入力情報を次の段階に引き継ぐことによる、入力ミスの低減と工数削減
- 与信チェック時等に承認機能をサポート
- 売上・仕入等の状況をリアルタイムに把握可能
- 管理帳票をExcel化することによるペーパーレス化
- 任意のタイミングで管理帳票作成が可能
- 締処理の自動化による、日次処理のオペレーションレス化
導入効果
- 見積、受注、手配、出荷の各データを一元化することで営業事務の大幅な効率化を実現しました。
- 工事原価システム構築により予実算管理の充実が図れました。
- 入金予定をコンピュータ上で管理することでファームバンキングとの連動が可能となり
入金業務の効率化が図れました。
- 大量帳票はサーバ上で電子保管(PDF化)。また制定用紙を徹底排除した事で、
大幅な経費削減を実現しました。
- モバイル利用環境整備により外部拠点(顧客先現場等)でのシステム利用が拡大しました。
- ユーザ会を定期的に開催し、機能ブラッシュアップ等の意見交換を行っています。