物流センター管理システム(WMS)
輸配送管理システム(TMS)
食品流通業A社様では、「生産性の向上」「品質向上」「顧客満足度向上」「業績管理力向上」をキーワードに、「物流センター管理システム(WMS)」と「輸配送管理システム(TMS)」を連携させた物流管理システムを導入し、物流コスト削減と物流合理化を実現しました。
* 取材時期 2005年11月
* 2023年4月1日付で、日立物流ソフトウェアはロジスティードソリューションズへ商号変更しました。
導入の経緯
お客さまの課題
- 預り在庫管理において、ピッキング作業に無駄が多く習熟者による倉庫作業が必須でした。また、在庫数の照会にも時間が掛かっていました。
- 傭車配車業務を手作業で行っているため配車に多大な時間が必要でした。
システム導入のポイント
- 預り在庫管理オペレーションの合理化
- ロケーション管理によるピッキング、棚卸業務の改善
- 傭車配車計画時間の短縮
- 配車、請求運賃、支払運賃計算システムの改善
システムの概要
「物流センター管理システム(WMS)」による入庫から在庫管理、出荷検収までの倉庫管理機能と、「輸配送管理システム(TMS)」による配車および運賃計算機能を連携させ、入庫から出荷、配送までを一括管理する物流システムです。
【物流管理システム概要図】
新物流管理システムの機能と特長
ロケーション管理機能
- 在庫ロケーションをコンピュータ管理することによる、物流オペレーションの効率化・合理化
- 習熟者以外の作業員によるピッキングが可能
配車支援機能
- 出荷指示データから貨物を車両に割り付けることによる、配車計画の効率化・正確化
- 習熟者以外による配車と配車時間の短縮
- 積載率の向上による輸送コストの削減
出荷業務機能
- リアルタイム在庫管理の実施
- 出荷報告作業の効率化
- ピッキング作業動線の短縮
棚卸業務機能
- ロケーション順棚卸による実棚卸作業時間の短縮化
- ハンディターミナル採用による実棚卸作業から在庫報告までの作業の効率化
導入効果
食品流通業A社様では、物流管理システムの導入により以下の4つの効果を上げました。
- ロケーション管理機能の採用により、倉庫内オペレーションの大幅な合理化・省力化。
- 在庫数がリアルタイムで把握可能となり、精度の高い在庫管理を実現。
棚卸作業の大幅な省力化による物流コスト削減。
- 配車業務を誰でも行うことが可能になり、配車時間を大幅に短縮。
- 積載率を向上させ物流コスト削減。
導入ソリューション
輸配送管理システム(TMS)
- 輸配送管理システム(TMS)
- 配車から車両動態管理、運賃計算で多様化、複雑化が進む物流現場における輸配送業務を改善する物流システムです。